日本が誇るトイレ文化の原点
2023/04/12
vol.469
皆さま、こんにちは。
ブランディング・プロデューサーの
ムラカミヨシコです。
前回とりあげたThe Tokyo Toilet で
トイレも建築物という話をしましたが
じつは、日本にはトイレ専門の
女性建築士さんがいらっしゃいます。
このThe Tokyo Toilet プロジェクトにも
参加されている小林純子さんは
78歳の今も現役で活躍される
日本トイレ協会唯一の
公認トイレ専門デザイナーです。
1988年に全線開通した瀬戸大橋の
架橋の際に依頼された
5億円の公衆トイレをきっかけに
この道を歩み始めたという小林さんですが
その当時、トイレの建築設計は
誰もやりたがらない仕事だったといいます。
だからこそ当時新人だった小林さんに
そのチャンスが巡ってきたわけですが
彼女はそのチャンスを逃しませんでした。
初めてのトイレの設計にあたり
小林さんは公衆トイレの利用者の声を聞き
汚い、臭い、暗いといった不満を改善し
明るく清潔で美しい
公衆トイレを実現させたのです。
「トイレを深めた」という言葉を
インタビューでは使われていますが
・誰もやらない仕事を見つけ
・何が求められているかを追求する
この2点こそ、私たちがいつも
ランチェスター戦略で追求しているものです。
「誰もやっていない分野を
追求したトイレ専門女性建築士。」
で詳しく書いています)
そして
日本にこうした先達があったことが
つながっているんだなあと
思ったのでした。
さて
このプロジェクトで
小林さんがデザインした
「笹塚緑道公衆トイレ」が
2023年3月10日から供用が
開始しされました。
また機会を見つけて
見学に行きたいと思います。
アッパービレッジ有限会社
代表取締役 ムラカミヨシコ
アッパービレッジは
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