いま求められる五方良しの経営とは?
2019/01/13
vol.341
こんにちは!
小さな会社の広報PRパートナー
ムラカミヨシコです。
今日は午後から
ロータリークラブの活動でした。
楽しみは・・・
の著者として有名な
坂本光司先生の特別講演
「求められる五方良しの経営」です。
私は近江商人の
「三方良し」
(自分良し 相手良し 世間良し)
の考え方に共感しているので
「五方良し」って何だろう?
ととても気になっていました。
(坂本光司先生。席が遠くて望遠で撮ったので画質が荒いです・・・)
いま日本の抱える
三大課題は
・少子高齢社会
・税収不足
・都市集中/地方衰退
ですが
これらの課題解決策が
「五方良しの経営」
というのです。
五方良しの経営をしている会社は
1)社員の子供の数が多い
2)納税責任をきちんと果たしている
3)雇用を守り・創造している
地域貢献・社会貢献もしている
だから日本の未来をつくるのです。
その「五方」とは???
1)社員とその家族
2)社外社員(※)とその家族
3)現在顧客と未来顧客
4)地域住民とりわけ障がい者や
高齢者等社会的弱者
5)出資者・関係機関
※外注先などの取引先のこと
なぜそうなるかと言うと
企業経営の目的・使命は
関係するすべての人々を
幸せにすることだからです。
五方良しの経営をしている
会社で業績が悪いところは
ないとのことです。
坂本先生は
机上の学問の人ではなくて
実際に8,000社以上の
会社を訪問している
実学者であるから
言葉に説得力があります。
また、かつて読んだ
「日本でいちばん大切にしたい会社」
で紹介されていた会社も
そうだったなあと
思い返しました。
ブランディングとは
まさに五方良しの経営を
目指すことなのかもしれません。
経営者の想いを核として
会社としてのあり方を
形成しながら
会社内部に展開すると
1)社員とその家族
2)社外社員(※)とその家族
を大切にすることになり
その結果として
離職率は下がり
採用力が高まります。
社員が発揮する力の
エネルギーが高いほど
営業力も強くなります。
その基礎がありつつ
外部に展開すると
3)現在顧客と未来顧客
を創造・維持していくことに
なるのです。
1)2)3)を
大切にしていると自ずと
4)地域住民とりわけ障がい者や
高齢者等社会的弱者
5)出資者・関係機関
にもつながりますよね。
講演後の質疑応答で
AIの台頭について
坂本先生にご意見を
求める声がありました。
坂本先生曰く
「今ある仕事の半分はなくなり
今ない仕事がたくさん現れてくる。
2050年にはAIは「創造」も
できるようになる。
対抗できるものは
「人間らしさ=ハート」
頭脳ではなく
優しさなどになるとのこと。
そんな人間集約型
とも言える時代には
「人材そのものが商品」
ということになります。
ブランディングは
会社内部から始める時代に
なったのかもしれないと
考えさせられました。
五方良しの経営が
いま求められるのであれば
ブランディングも
いまの時代に必要なもの
と言えますね。
久しぶりに坂本先生の本を
読み返してみたいと思います。
ご興味ある方はぜひ
読んでみてください!
最後まで読んでいただき
ありがとうございます。
また明日
お会いしましょう。
がんばろう日本!
がんばろう岡山!