ブランディングで役立つSWOT分析ってご存知ですか?
2019/01/11
vol.339
こんにちは!
小さな会社の広報PRパートナー
ムラカミヨシコです。
金曜日はよろず(※)の担当日。
岡山県中小企業家同友会の
女子大学へアドバイザーとして
お伺いいたしました。
※岡山県よろず支援拠点のこと。ムラカミはコーディネーターをしています。
テーマは「事業承継」。
100年企業で8代目の
(有)福井堂 代表取締役
マクドナルド 吉延 洋子 さんの
事例紹介に始まり
引き続き参加者の
クロスSWOT分析を
行いました。
このクロスSWOT分析。
ブランディングでも
活用できますが
ご存知でしょうか?
「SWOTってどう読むの?」
「そもそもなーに?」
「SWOT分析は知ってるけど
“クロス”SWOTは初めて聞いた」
という方も
いらっしゃるのでは?
まずSWOTとは
「スウォット」と読みます。
強み(Strengths)
弱み (Weaknesses)
機会 (Opportunities)
脅威 (Threats)
4つのアルファベットの
頭文字を並べて
「SWOT」なのです。
S=自社の強み・特徴・独自性は何だろう?
例えば・・・
紳士服の製造卸なら
「国内自社工場」
「Aランクの技術力」
としましょう。
W=自社の弱点は?
例えば・・・
「OEM生産中心」
「自社ブランド力の低下」
「顧客の高齢化」
ここまでは自社のこと
(自分たちでどうにかできること)。
次は自分たちを取り巻く環境。
(自分たちではどうにもできないこと)。
O=時代の追い風的なこと。外部の環境。
例えば・・・
「オーダーメイドスーツが人気」
「医大が近くにある」
T= 外部環境の不安要素。
例えば・・・
「フォーマルよりカジュアル傾向の時代」
「ZOZOスーツ」
こんなことを
あれやこれやと
書き出していきます。
これがSWOT分析です。
自社自身のことと
自社を取り巻く状況の
いわゆる「棚卸」です。
社員さんも巻き込んで
ブレスト的にすると
楽しいですよ♪
でもこれだけでは
アウトプットしただけで
終わっちゃうので
「クロスSWOT」まで
することが大事。
S(強み)×O(機会)=積極化戦略
もっと強みを活かせる方法を考える。
例えば・・・
自社の縫製技術を活かして
高級オーダーメイドスーツの
小売販売を開始する。
S(強み)×T(脅威)=差別化戦略
強みを生かして脅威をチャンスに変える方法は?
例えば・・・
自社の若者向け
ブランドを新しく展開して
地域の大学生にPRする。
W(弱み)×O(機会)=段階的施策
弱点をカバーする方法は?
例えば・・・
カジュアル紳士服の
商品開発をしてみる。
バーバーリーの
「ブラックレーベル」
みたいな感じです。
W(弱み)×T(脅威)=防衛施策
最悪を避けるには?もしくは撤退?
例えば・・・
ZOZOスーツと価格競争では
勝てないので
ネット販売へは進出しない。
と「棚卸」した情報を
掛け合わせて
アイデアを出していきます。
SWOTでたくさん
項目が出ている方が
クロスした時に
いろんな組み合わせが
考えられるよ!
ブランディングで
自社のポジショニングを
考える際に有効ですので
ぜひお試しくださいね♪
最後まで読んでいただき
ありがとうございます。
がんばろう日本!
がんばろう岡山!