商品ブランド事例_ストーリーをデザインする(1/3)
2018/05/27
価格競争から脱却したいと思っている方へ
vol.110
こんにちは!
小さな会社の広報PRパートナー
ムラカミヨシコです。
今日は
ストーリーのある
商品ブランディングの
事例をご紹介します。
数年前に
社会福祉法人 旭川荘の
企画広報室長の小幡さんから
相談を受けました。
「施設でりんごを
育てていまして・・・
冬に枝を剪定して
捨てているのが
もったいないから
施設内の木工設備で
りんごの枝を使った
印鑑を作ったのですが
広報用のチラシが
なんか違う感じが
するんです・・・」
そのチラシがこちら
↓↓↓↓↓
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・
なんで
“望みが叶う印鑑”
って怪しい感じに
なっちゃたんですか?
(望みが叶う”壺”みたい・・・)
「施設が
“望が丘ワークセンター”
って名前なので・・・
制作にどうしても
コストが1000円以上
かかっちゃうので・・・
なにか価値を
つけなくちゃって
ことでいつの間にか
こうなりました・・・」
なるほど。
ただのハンコに数千円を
支払う人はいないですよね。
小幡さん
それはハンコを
ハンコとして売ろうと
しているからですよ!!
売るのはハンコではなく
ストーリーなんです!!
このハンコは
そもそも”もったいない”
というみなさんの思い
から始まってますよね。
障害者のみなさんが
1年間手塩にかけて
りんごの木を育て
寒い真冬に
枝を剪定して
木工加工している
それをスタッフの
みなさんが
いっしょに考えて
商品にしている
みなさんの思いと
みなさんで制作している
そのストーリーが
価値なんですよ!!
「それが価値なんですね!!!」
この”りんごhanko”を
ハンコとして
売ろうとすると
100円均一のハンコと
価格競争になって
しまいます。
しかし
このハンコにしかない
価値を伝えることで
このストーリーに
共感してくれる人が
集まってくるはず。
そのような
“理想のお客さま”は
正当な値付けであれば
価格にシビアでは
ないはずです。
そしてブランドになると
理想のお客さまが
応援団になって
くださいます。
さて
りんごhankoの
本当の価値が
はっきりして
これでチラシも
修正されるはず。
ところが・・・
いったいなにが
起きたのでしょう。
続きはまた明日!
※友情出演 旭川荘 小幡 篤 さま